はてしない物語

ミヒャエル・エンデ

岩波書店

 

フッフールの名前がフッフールでとても良い。バスチアンはバスチーっぽい。

 

アトレーユの映画版美少年。

もと帝王だったもののまちかむらかがすごく怖い。強烈にホラー。黒板にキィキィ音立てる感じ。

シュラムッヒェン?のざわざわきゃっきゃ具合は大変悪夢。

 

汝の欲することをなせ、は、今も指針になるレベル。

グラオーグラマーンの砂漠綺麗だな。

 

植物がぶわっと生い茂るのいいな。

 

狼はフェンリルみたいだな。

 

現実とあっちの世界を行き来する能力、本当必要だな。

 

といった感じです。

 

一部一部を感触として覚えてるだけで、一貫してきちんと語るわけでもないので、私はオタクの素質がないんだろうなぁ、と思ったりなぞする。こんなとっちらかった感想でオタクを名乗ろうなぞ片腹痛いわ、みたいな。

 

オタクってもっと細部の細部まで見渡して無限に萌え続けるものだろうけど、私はただ印象に残った部分を愛でるだけ。

 

それもいいが、ゆっくり人と検討するのもまた一興なのかもしれないな。

 

物語に対して詳しく語りあうのは、人を陥れない噂話のようなものなんじゃあないのかな、とも。

人は自分自身を剥き出しにして語るのみならず、何かに仮託して語るものでもあるからだ。

 

噂話だと仮託だけでなく好意や悪意や現実世界への操作までも含まれてしまう。

それは繊細な神経をしていると、そういう話は苦痛なものだ。

 

苦痛なく己の考えをやんわりと示すということ。

イコール、物語について語ること。

なのではないか、と私は思っている。