ダヤンと時の魔法
池田あきこ 著
ネタバレ有り。
どちらかというと、読んだことある方と、「ここ良かった❤️」を共有したい読書感想文です。
私もそこ好き〜!という方は、コメントくださいませね。
長編ファンタジー第三弾。
第一部
第一章
かっこよくて、いつもシャンとしてるジタンがのほほんとしてるのに心和みます。
ダヤンの影響なんだろうなぁ。ダヤンの天真爛漫さをうらやましく思ってるジタンも可愛いぃ〜!!
そして、イワンにぽよんぽよん高い高いをされているダヤンがとびきり可愛い〜!ポーズを決めるあたりも、ダヤンのお調子者具合というか、天真爛漫具合というかが出ていて可愛いなぁ。
平和な光景。イワンはとても良いワニさんだ。
第二章
思わず大蠍に恋しちゃう大蜘蛛セプタ。なんともいえない気持ちになります。
最終的におんぶしちゃう大蠍の心優しさもいいなぁ。なんというか、いい人。
第三章
タシルの皆の共同作業はすごく仲良くて気持ちいいなぁ。みんなお互いのことをよくわかっててうまく回してる感じ。
キマイラ、登場にちょっとどきどきしたのだけどあら残念(美丈夫好きなんですよね、私)。
第四章
雪の神の自己完結的なところ、ちょっと共感してしまう。怒りに取り憑かれると、そうなっちゃうよね。雪の神は他の者がうまく信じられなくて、とても苦しいんだろうなぁ。
第五章
風の王やボレアスに無邪気に接してるダヤンが無邪気だなぁ、とほわほわする。ジタンもたぶんほわほわしたんじゃないかなぁ。
第六章
パンを食べるのが異世界の鍵って面白いなぁ。
黄泉の国にいって、黄泉の国のものを食べたら、生者の国に帰ってこれなくなる、というのがあるけれど、そういうこわーいのじゃなくって。
もっと、ふわっとファンタジーな感じでいいなぁ。ワーーープ!!
第七章
雪狼と霜狼にまたがってやって来る……って、かっこいーーーな!!ロマン!!
マーシィとリーマちゃんで摩擦が起きてるの、こういうケースってよくあるよね。誤解。で、誤解があったときはストレートに理由を言い合ったらいいんだな、というのもよくわかる。まっすぐにね。
第八章
手を傷だらけにしてもがんばって上着を作ってくれるマーシィがすてきだな。おかあさんみたいな、やさしさ。
夕焼け、ぎっらぎら、って面白いね。
とにかくよく歌うタシルのみんなはいいなぁ。
スープ、美味しそうだなぁ。ダヤンの世界を旅していると、とにかくごはんが美味しそうでとてもいいな。仲良い人が作った美味しいもの、食べたくなる。
魔女の名前がタイム、っていいよねぇ。ハーブと時のダブルミーニング。
第二部
第一章
まさかのジタンの苦手は、歌うこと!でもダヤンのために一生懸命なので、かえってダヤンの胸が熱くなる展開。
本当、ダヤンとジタンは仲良しだなあ!
第二章
ニムル、けうけげん(そういう妖怪がいる。漫画「鬼灯の冷徹」で知った)みたいだなぁ。もじゃもじゃ。
第三章
ジタンの剣の腕が見事で見せ場なんだけど、ダヤンが怪我するとしょんぼりな気分になってしまう。ダヤ〜ン!!
第四章
「ダヤン、飛ぶんだ!」と返してくれるジタンに胸熱。
しゃべりまくる元気な猫さん、ダヤンがかっわいい。
第五章
ジタン同士が気が合うの、い〜な〜。不思議だけどしっくりくる複数形、自分たち!!
赤ちゃんマーシィかわいいな。
忘れ草のお茶プレゼントはファンダジーでいいなとも思うし、切ないな、とも。
第六章
振り向きもせず、砂を掘り続けている女の人の姿に、エンデの小説「はてしない物語」に出てくる、えっとたしか、かつて帝王だったものたちの街?だったかな。あの街にいた帝王たちの狂った雰囲気を感じて、ゾッとした。人は過去に囚われると、狂うんだろうな。
過去ばかり見るのでなく、過去から未来を取り出して、今に繋げていかないと、今を生きることができなくなってしまうんだ……。
そして、ジタンが!ジタンが!!うぁぁん、ジタン、そんな、そんな悲しい……いやだー!いやだよー!!
というところで終わります。
嘘だろ承太郎(by.ジョジョの奇妙な冒険)とか、カーズ(これもby.ジョジョの奇妙な冒険)みたいにヤバいものじゃないんだからやめたげてとか、いろいろ思うのですが、続き、続きを読むしか!ない!!